報酬系

スタッフのMです。
ソチ五輪での日本人の活躍に毎日感動しています。

スター選手を育てた母たちの子育て術というような本を読んだことがあります。
たいていのお母さんは、それを楽しんでいた、ということ。
子供が学校から帰ったらすぐに練習場へ送迎、練習場で宿題を見て食事も用意する。
これが毎日。
これが楽しかった。
きっと、お母さんは、練習場で毎日、お子さんの姿を見るのが何よりの楽しみだったのでしょう。

お母さんやお父さんの笑顔は何より子供へのプレゼントです。
子供が幸せになるためには、まずお母さんやお父さんが幸せであること。
事情があって、両親が別々であっても、そばにいる養育者が幸せであることです。

報酬系。
ヒトや動物の脳で欲求が満たされる、または満たされると分かったときに活性化し、その個体に快を与える神経系のこと。
いわゆるご褒美ですね。
このご褒美は、生理的(食欲など)、物理的(金銭など)で短期的なものから、他者に誉められる、必要とされるなど高次で社会的、長期的なものもあります。

子供はお母さんの喜ぶ姿でがんばれるのです。
ご褒美にモノを買い与える、ということではなく、両親が喜ぶ姿、笑顔が報酬になるのです。
これがやる気スイッチですね!

できなかったときは、叱っていますね。
できたときは、褒めていますか?

これは、ワタシもいつも忘れがちなこと。
叱るときって、予定以上(笑)に怒ってしまいますよね。
日本人は、褒めたり喜んだりって表現が控えめな文化なので、思い切って大げさに褒めないと伝わりにくいかなと思います。
褒めても伝わっていないようなら、やり方も変えてみてください。
どうやって褒めたらいいのかわからない、褒められたことがなくてわからないという方は、いろんな人を観察して、真似てみるところからやってみてくださいね!
子供は自ら不快を回避して報酬系を働かせることが下手なので、大人が上手に報酬系を働かせることが大切です。

ベビーマッサージを終えたときに、いつも頭を撫でて目を見て
「上手にできたね、気持ち良かったね。」と声をかけてもらっています。
このとき、ベビーマッサージでゆっくり赤ちゃんに触って癒されたお母さんはみんな笑顔ですよ^^

そして、お子さんの笑顔と成長が、親にとってはまた何よりの報酬になりますね。
よりよい親子関係の循環が始まります。