子育ては「急がば回れ」その理由。
スタッフのMです。
あっという間に年末年始の話題になってきましたね。
小さな赤ちゃんがいる場合は、年末大掃除って結構大変。
11月頃から「中掃除」をして、ゆっくり年末年始を過ごしてくださいね。
カーテン洗濯、魚焼きグリルのみ、湯船のみ、便器のみ。ちょっとづつ。
年始までまた汚れますけど、年末はささっとするだけにしておく、というのがオススメです。
息子が通うテニスレッスン中での出来事です。
きょうだいがレッスン中の、お母さんと下のお子さんたちと過ごす場合があります。
この下の子たち、長い間待っていますが、だいたいのお子さんがスマホやタブレットなどを「持たずに」過ごしています。
もちろん大変です、散歩にでかけたり、おもちゃで遊んだり、お弁当を食べたり。
少しの時間ならまだしも、かなり長時間、そんな日が週何日も続くので、もしスマホで時間をつぶすようなことがあれば、かなりの影響になるのではないでしょうか。
テレビ、スマホの見過ぎによる心身への影響は、今いろいろなところで実証されていますので割愛しますが、今、目の前の「めんどくさい」をラクしたいとき、副作用というのも忘れずに。
そのうちの1人は、今ぜっこうちょうの2歳児くん。
私は「イヤイヤ期」とか「魔の二歳児」いう言葉が好きではありません。聞いただけで、何だかうんざりしちゃう。
いい言葉は浮かびませんが、「なぜだろう期」「知りたがり期」「わくわく期」「やるやる気」等どうでしょう。
「ひとりでできる」「なんでもしりたい」「やってみたい」「どうして?」時期なので、可能な範囲で応えてあげましょう。
この2歳児くん、何でもワタシのマネをします。ブランケットもたたみたい。えんぴつを筆箱になおしたい。ワタシの顔を見るたび、えんぴつと筆箱を探すようになりました(笑)。
ケガには気を付けて見守ります。そのとき、声掛けだけします。
「そこのチャックをしめてごらん」
ここで、手を出すのをグっとがまん。もたもたしてるようでも、グっとがまん。
実は、この時期のお子さんは、その方が早く済む場合が大多数です。
「ひとりで」「チャックをしめて」えんぴつを筆箱になおしたいのです。
それを1つでも阻害されると、 当然 「うまく言えないから」泣きわめいたり、怒ったりします。
時間がないので後で、ではもう制御不能(笑)。
言うコト聞かないとか、ただ単に「いや」ではないのです。
残念ながら「後で」というのはまだ理解できません。「今」なのです。
もちろん、絶対的に無理な場合もありますので、何でも言うコトを聞けばいいというわけではありません。
「後でね」と言うときは本気で後で、です。
泣きわめいたあとに「しょうがない」と対応すると、「泣きわめくと思い通りになる」を学習します。
泣きわめいてもだめだったけど、後で聞いてもらえると、だんだんと「我慢すると聞いてもらえるときがある」と学習していきます。そうすると「後でね」ということが理解できてきます。
子どもなので、後で「さあどうぞ」と言われても、さっぱり忘れてることもあります。
でも「後でね」と言って、ごまかして終わりにするのはよくないですね、「お母さんが後でって言ってもうそ」を学習するキッカケになります。そのときは「だめ」ですね。
時間に余裕を持ったり、時間がないときこそ笑顔で1回やらせると驚くほどアッサリ、という場合も。
「1回だけね」と宣言するのもけっこう有効です。
寝坊したときに限って「着替えさせて~」。ご飯の支度も大慌てなのに、つい言いそうな「自分で着替えられるでしょ!」ですが、いつも自分で着替えられるのだから、大丈夫。私はついでに、コショコショしながら服を脱がせます。楽しい気分だと「はい、ほら時間ないよ」と言っても、そうそうぐずることはありません。かかっても1~2分。お互いどんよりするよりいいですよね!
やってみたい気持ち、大事にするには?
レッスンが終わって帰るとき。
2歳児くん、ブランケットたたみたい。ということで私が片付けたものを全部広げてイチからたたみなおして、袋にしまいました。すると今度は持って帰ろうとしました、お兄ちゃんとお母さんが取り上げようとすると大暴れ。
「自分で返したい」ということに気づいて、そのあと、ちゃんと自分で持ってきてくれましたよ。
ほんとに「急がば回れ」という言葉が染みます。
(内心どきどきでも)深呼吸して「急がば回れ」と唱えたら口角アゲアゲ!
2歳児くん余談。
以前、私も一緒に車に乗って欲しいと言い出したことがありました。その前にお母さんが「かしこくなるアメは?」と言ってたのを思い出して「かしこくなるアメ、ポケットにないの?」と聞くと一瞬気がそれ、「ごみばこにぽいした」と言いました。そのあと私が抱っこして車に向かってる最中に、ゴミ箱をさして「あそこかな、かしこくなるアメ」というと「あっ!ぽけっとにあった!」と言うではありませんか。
でもそこでグっとがまん。「じゃそのままポケットにしまっておき。お父さんが来たら食べたらいいよ。」というと、少し間をあけて、ポケットからモノを取り出してパクっと食べるしぐさをしました。かわいい♡
そして「かしこくなったから、もう1人で行ける」といって、お母さんに抱っこを代わってもらい、一緒に車までも行かずに済みました。
おもしろいですね~。自分の子供となると、そんな余裕ないんですけどね^^;
こどもは、なぜその行動をするのか、息子のテニスレッスン中は、こっそり研究中です♪