子どもの事故について

スタッフのMです。
子どもが犠牲になる事故がずっと続いていて心が痛みます。
特に転落事故を多く聞くようになりました。

まずはこちらの動画を確認しましょう。

ほんの少しの「ひっかかり」だけであとは腕の力だけで軽々と壁をのぼってしまいました。
また、子ども自身がイスなどをベランダに持ち出すケースもあります。
このケースについては、あまり報道されないように感じます。肝に銘じましょう。
転落や鍵をあける、火をつける、何でもそうですが、大人が「まだ〇〇しないだろう」という固定概念が危険です。

「うちの子はまだ歩かないから」「まだ食べないから」「イスなんてまだ持てないよ」

まだ、というのはさっきまでの話で、「いま」1分1秒成長している子どもであるということを再認識しましょう。
だって「今から歩きます」「今日から食べます」「明日くらいには窓を開けることができます」なんて宣言はないのですから。
その瞬間は突然やってきます。子どもの成長と発想や概念は大人とはまったく違うことを、まずは大人がしっかりと日常習慣化することです。
お父さんやお母さんが見当たらなかったときの、子どもの知恵と体力は想像を絶するものでしょう。ベランダを開けてイスを運び出して探すことくらい簡単なのではないでしょうか。

窓の上部に取り付ける鍵を使ってベランダには出られないように、ベッドの近くの窓もそうです。ベッドで飛び跳ねた勢いで窓から落下する可能性もあります。網戸も突き破ります。ブラインドなどの紐が首に絡む事故もありました。マフラー、パーカーの紐なども注意が必要です。過去の教訓をしっかり受け継いでいきましょう、情報は更新されていきますので、子どもの危険防止対策などで情報収集してくださいね。
そうそう、それと子どもに人気のアニメでは空を飛ぶシーンが多いと思います。特に自身が空を飛ぶことに憧れがあるという宮崎監督のアニメはやはり空を飛ぶテーマが多いですね。公園遊びの中で「ちょっと高いとことから飛ぶ」「かなり高いところから飛ぶ」という経験もあわせて「ひとは飛べない」こと、「高いところから落ちたらケガをする」ことを小さいころから教えることも大切です。

次に、園や学校などとの連携について。私は必ず、子どもが通う園、学校はもちろん習い事や塾でも「欠席します」と連絡していました。それは連絡なく子どもがいなかったときに誰か一人でも「いつも連絡あるのにおかしいな」と思って欲しいための、出来る限りの努力です。
それで完璧ではありませんし、人間うっかりミスは誰にでもあるものとは理解していますが、それでもできることはできる限りやっておきたいと思います。

少しづつの小さなミスが子どもの命にかかわります。責められない場面も多くあるでしょうが、それでも「あのときこうしていれば」と後悔して一生苦しまないといけないのも事実です。どれだけ「やれることはやった」としても後悔しないことはないでしょう。
毎日の生活の中で、そこまで重責を背負ってやっていかなければならない、と思ってしまうかも知れません。私のやり方は「家事は死なない順」です。掃除しなくても大丈夫な場合は、後回しでもいいんじゃない。そういう自分を許せることも大事ですよ。

さて、明日は「まざーずかれす」開催日となっております。
少し季節が進んで寒くなりましたが、まだまだ安定した良い気候なので、ぜひご参加ください。

■今後の予定

2022年11月17日(木)
11:00~12:00【公民館】ベビーヒーリングタッチと子育て相談・雑談会